はじめに
妊娠がわかったとき、嬉しさと同時にやってきたのが「つわり」でした。
私の場合は想像以上に重く、「水も飲めない」「光で吐いてしまう」食べづわりと、吐きづわりが一緒にくる。唾液が止まらない「よだれづわり」というつわり。
妊婦さんのつわりは本当に人それぞれで、食べづわりの人もいれば、吐きづわりの人もいる。においに敏感になる人もいます。
この記事では、私自身が経験した「水も飲めない」「光で吐く」つわりの実体験と、少しだけ楽になった方法をまとめてみました。
同じように苦しんでいる妊婦さんの心が、少しでも軽くなれば嬉しいです。
つわりが始まったきっかけ
妊娠がわかってすぐは特に体調の変化を感じませんでしたが、妊娠6週を過ぎたあたりから徐々に吐き気が出てきました。
最初は「においに敏感になったかな?」程度で、キッチンで料理をすると気持ち悪くなるくらい。
でも日が経つにつれて症状は悪化し、妊娠8週ごろには水すら飲めなくなりました。
「水が飲めない」ことは想像以上につらく、口が渇くのに水を飲むと吐いてしまう。
喉の渇きと吐き気の狭間で、毎日泣いていました。
さらに追い打ちをかけるように現れたのが「光」に対する吐き気です。
朝、カーテンを開けた瞬間の光でえずいてしまい、スマホやテレビの光でも気持ち悪くなるようになりました。
昼間なのにカーテンを閉め切り、暗い部屋で横になる生活が続きました。
それに加え、唾液が止まらない‥‥。毎日毎日寝る時もペットボトルが手放せない。
水が飲めない苦しさ
食べ物が食べられないよりも、水が飲めないことの方が恐怖でした。
「脱水になったらどうしよう」
「赤ちゃんに影響が出るんじゃないか」
そんな不安で頭がいっぱいになりました。
試しにスポーツドリンクを口にしたり、氷をなめてみたりもしましたが、飲み込むと吐いてしまう。
冷たいゼリーをひとくち口に含むも吐いてしまう。
一番つらかったのは、夜中に喉が渇いて目が覚めたとき。
「水が飲みたいのに、飲めない」この状況が本当に苦しかったです。
光で吐くという症状
つわりといえば「におい」「食べ物の好みの変化」はよく聞きますが、私の場合は「光」が大敵でした。
朝日や蛍光灯の光、さらにはスマホの画面までもが吐き気の原因に…。
まるで二日酔いがずっと続いているような感覚で、光が差し込むだけで頭がクラクラし、吐き気に襲われました。
対策としては、とにかく部屋を暗くすること。
遮光カーテンを閉めて、照明を落とし、スマホはナイトモードに設定。
それでも限界があるので、ほとんど寝て過ごす日々でした。
日常生活への影響
この時期、家事はほぼ何もできませんでした。
料理のにおいはもちろん、水道の水を流す音でさえ気持ち悪くなってしまう。
買い物に行くどころか、玄関から一歩も出られない日が続きました。お風呂ももちろんはいれません。
夫には「ごめんね」と謝りながら、食事や掃除をほとんど任せることに。
横になっている時間が長く、気持ちの余裕もなくて、涙が出ることも多かったです。
「こんなに弱っている自分は母親失格なんじゃないか」
「赤ちゃんを育てる力が本当にあるのかな」
そんな風にネガティブに考えてしまい、心も身体も限界でした。
少しだけ楽になった工夫
それでも、いくつか試す中で「ほんの少しだけ楽になった」方法もあります。
部屋を暗くする。
無理に食べない、飲まない。
胃や首を保冷剤で冷やす。(←これはかなりききました。)
医師に相談して安心できたこと
妊婦健診で「水も飲めない」と伝えると、先生から「脱水が心配だから、つらかったら入院も考えましょう」と言われました。
点滴で水分を補給するという選択肢を聞いただけで、気持ちが楽になったのを覚えています。
また、「食べられるものだけで大丈夫。赤ちゃんは母体の栄養を優先的にとるから、無理しなくていいよ」と言われたときは、救われた気持ちになりました。
今つらい妊婦さんへ伝えたいこと
つわりは本当に個人差があって、同じ妊婦さんでも全く違う症状に悩まされます。
私のように「水も飲めない」「光で吐く」という人もいれば、「食べづわりで体重が増えてしまう」人もいます。
どんな症状でも共通して言えるのは、「必ず終わりが来る」ということ。残念ながら、よだれづわりは生まれるまで続くことがあるそうですが。生まれたら、終わります。
妊娠初期はこの辛さが一生続くんじゃないかと思うほどつらかったですが、週数がたつにつれて、少しずつ症状が軽くなり、気づけば普通に水を飲めるようになっていました。
もし今、あなたが同じように苦しんでいるなら、
「一人じゃないよ」
「必ず終わりが来るよ」
と伝えたいです。
そして、水分がとれない・体重が減ってしまうなど不安なときは、迷わず病院に相談してくださいね。
まとめ
私の場合、妊娠初期につわりが悪化し「水が飲めない」「光で吐く」症状に苦しんだ 。部屋を暗くするなどで少しだけ楽になった 医師に相談して「無理しなくていい」と言われたことで救われた つわりは人それぞれだけど、必ず終わりが来る。
妊娠生活は決して楽しいことばかりではなく、体も心もボロボロになることがあります。
でもその経験が、きっと同じように悩む誰かの支えになるはず。
この記事が、つわりで苦しむ妊婦さんの心に少しでも寄り添えたら嬉しいです。
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